TexClipの数式中に日本語を入れたいときはmboxを使おうという話
TexClipとは
TexClipを知っていますか? Texclipはブラウザ上でTexのコマンドを数式に変換して画像化してくれる優れもので、 画像化した数式をパワポとかに貼り付けて使えます。 これがあればクッソ使いにくいパワポの数式入力から解放されてQOLが爆上がりします。
TexClipの欠点
表したい数式の中には場合分けの条件が複雑だったりして、日本語で書きたいときがあると思います。 しかし、TexClipは外国のサイトなので日本語をそのまま入力すると文字化けしてしまいます。 例えば、TexClipに
\begin{align*} BP = \left\{ \begin{array}{ll} 1より小さい値 & (翻訳文の長さ<参照文の長さ) \\ 1 & ( 翻訳文の長さ\geq 参照文の長さ) \end{array} \right. \end{align*}
と入力してしまうと、画像は のようになってしまいます。
mboxを使おう
ここで、日本語をちゃんと表示するために\mbox{}
を使いましょう。
\mbox{}
の使い方は簡単で日本語を{}の中に入れるだけです。
実際に
\begin{align*} BP = \left\{ \begin{array}{ll} 1\mbox{より小さい値} & (\mbox{翻訳文の長さ}<\mbox{参照文の長さ}) \\ 1 & (\mbox{翻訳文の長さ}\geq\mbox{参照文の長さ}) \end{array} \right. \end{align*}
と入力すれば画像は となり、ちゃんと日本語が表示されます。
まとめ
TexClipの数式の中に日本語を入れるときは\mbox{}
を使おう!